要望書
伊丹市障害福祉課 課長
森川 隆彦 様 令 和 5年 12月21日
伊丹障害者とともに歩む兄弟姉妹の会 (通称伊丹きょうだい会)
会長 亀 田 周治
貴職におかれましては当該地域において毎々格別のご配慮を賜り、深く感謝申し上げ
ます。
さて、おかげ様で 伊丹きょうだい会も結成から早 9年程を迎えましたが障がいを持つ 当事者もそのきょうだいも高齢者 が多くなり (会員の1/3程)、「知的障がい者の高齢化対策」が待ったなしの現実問題となっております。
今回、伊丹きょうだい会として、高齢化対応に対し記内容で要望させて頂きますのでよろしくご配慮賜りたくお願い申し上げます。 尚、要望の中で最後に記載しております案件
(*老 人ホーム入所etc) につきましては 貴課殿と介護保険課殿連携の上、ご検討いただければ幸いです。
記
1・ 親亡き後の高齢知的障がい者向けの入所施設・集約型グループホーム (いずれも医 療・介護付き)の設置を切に希望します。 上記施設確保までに時間がかかるのであれば、それまでの間、市内の老人ホーム・特養で
受け入れ体制 (知的障がい者向けスタッフの育成 。部屋の配置等)を整備した上で、 知的障がい者用の一定枠を設け、入所を受け入れてほしい。
2・ 在宅やグループホームの利用者で 「日中の作業が出来なくなった高齢知的障がい者」 の日中の居場所 (送迎付き)を設置してほしい。
具体案 : 昨年,伊丹市で初めて日中も滞在できるグル-プホ-ム(精神障がい者入居)が出来たとの事ですが、高齢知的障がい者(高齢障がい者)の場合は高齢化で、毎日作業所等に通所出来なくなってしまう時期が必ずきます。その場合日中も滞在できるグル-プホ-ムが必要です。又、そこで掛かる費用についても障害福祉年金範囲内での生活を要望します。
3・ 国際障害者年のスロ-ガン「私たちのことを、私たち抜きで決めないで」を考慮して
「地域生活支援拠点検討会」を初めてとする検討会の委員は当事者(本人、親、きょうだい等)を委員として参加をを要望します。
4・ *老人ホーム入所 (特養)条件を一般とは別に介護度とともに障害及び家庭環境に重きを置いた対応を期待します。(特養定員の約5%程度を高齢知的障がい者に開放する。)
以上